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昭和13/1938
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作詞 宮本吉次
作曲 山田栄一

駅に湧き立つ万歳の
声に門出の胸は鳴る
ああこの朝の感激に
我は戦地で応えなん

余る栄誉を身に浴びて
誓う決死の武者震い
ああ今日の日ぞ日の本の
男と生まれし甲斐ありぬ

軍歌に波打つ日の丸の
旗も清けき朝ぼらけ
ああ赤誠の血に燃えて
征途の汽車は出で行きぬ
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作詞 林柳波
作曲 島田逸平

君に捧げた命なら
日本男児は誰も死ぬ
まして東洋永遠の
平和はかかる肩の上

征こよ戦友大陸の
山河はいかに遠くとも
一年余り戦場で
鍛えて来たぞ鉄の腕

草の褥に弾丸の雨
それも慣れれば子守唄
背嚢枕にまどろめば
四百余州の夢を見る

意気で蹴散らす三千里
万々歳の雄叫びに
喬も入日が赤々と
遠い広野に落ちて行く
作詞 宮本吉次
作曲 鳴瀬純平

ああ忠勇の我が部下よ
いよいよ起つべき時は来ぬ
天皇陛下の御為に
捧げ奉らんこの命

今日この晴れの聖戦に
選び出されし我が部隊
最後の一人となるとても
この要害は陥すべし

里等の親や同胞は
朝な夕なの起き伏しに
武運長久祈りつつ
不滅の勲を待つならん

敵陣いかに堅くとも
いかに苦戦を続くとも
日本男児の名にかけて
この要害を陥すべし
この要害を陥すべし
作詞 宮本旅人
作曲 田村しげる

年端も行かぬ教え子が
思い思いに書き綴る
片仮名交じりの綴り方
読むのを聞いて先生は
心打たれる事ばかり

そうだ教え子良く言った
寂しかろうが辛かろが
我慢してくれ国の為
男泣きして先生は
その子の肩を撫でてやる

筆の運びは拙いが
幼心に愛国の
意気は燃えてる綴り方
この子この親あればこそ
国は栄える永久に
作詞 上田良作
作曲 三界稔

漢口とうとう取りました
日毎夜毎の激戦に
どうせ明日は死ぬる身と
覚悟はすれど今日までも
僕は不思議に掠り傷

明日はいよいよ漢口と
聞いたその日はクリークで
写して見ました髭の顔
晴れの入城にゃもって来い
髭だけ見れば部隊長

秋空高く雲も無く
馬は痩せても気は勇む
胸に捧げた戦友の骨
貴様も本望達したな
一緒に万歳叫ぼうよ

どうぞ母さんこの手紙
着いたら泣かずに皆さんに
吹聴お願い申します
僕の手柄じゃありません
斃れた戦友の働きを
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