日中戦争2
昭和13/1938
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2024/11/22 (Fri)
陣中髭くらべ
作詞 徳土良介
作曲 佐藤富房
おいおい戦友おい戦友
貴様のちょび髭なっちょらんぞ
泥鰌が呆れて笑っとる
全くちょび髭なっちょらんぞ
俺のも泥鰌に似とるかな
泥鰌に似とっちゃなっちょらんぞ
隊長殿より髭だけは
立派に飾って帰りたい
女房に写真を送ろかな
さぞかし髭見て笑うだろ
倅が真似して髭描いて
兵隊ごっこで遊ぶじゃろ
髭にも色々あるけれど
カイゼル髭ではちょと照れる
山羊髭虎髭鯰髭
馬占山ではなっちょらんぞ
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2007/12/12 (Wed)
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北満だより
作詞 佐藤惣之助
作曲 三界稔
銃後の友よ満州も
いよいよ冬が来ましたが
ソ満国境警備する
若い僕等の殉血は
雪に輝く桜です
向こうの岸はソビエト
トーチカ見える黒龍江
凍る流れを乗り越えて
赤い狐が刃向えば
僕も得意の狙い撃ち
アカシアの花散る頃に
新京出でて幾山河
今じゃ匪賊の影も無く
雪と氷で日が暮れりゃ
腰の軍刀が泣いとるよ
興安颪吹き荒び
戦闘帽は凍るとも
僕等祖国の前衛は
ここに飽くまで頑張って
冬を越しますさようなら
2007/12/12 (Wed)
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南京だより
作詞 佐藤惣之助
作曲 山田栄一
母さんお手紙有難う
僕も負傷はしましたが
何のこれしき掠り傷
日本男児の名誉です
敵の南京打ち落とし
一番乗りをした時にゃ
男と生まれた嬉しさに
母さん僕は泣きました
褒めて下さい戦友の
仇は見事に討ちました
今じゃ元気で鼻唄で
進軍喇叭を待ってます
髪も刈ります髭も剃る
若い戦友は床屋さん
僕は炊事で握り飯
豚の丸焼き得意です
春が来ましたお母さん
支那の楊柳は靡いても
東洋平和が来るまでは
僕は断じて帰りません
2007/12/12 (Wed)
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麦と兵隊
作詞 藤田まさと
作曲 大村能章
徐州徐州と人馬は進む
徐州い良いか住み良いか
洒落た文句に振り返りゃ
御国訛りのおけさ節
髭が微笑む麦畑
戦友を背にして道無き道を
行けば戦野は夜の雨
済まぬ済まぬを背中に聞けば
馬鹿を言うなとまた進む
兵の歩みの頼もしさ
腕を叩いて遥かな空を
仰ぐ瞳に雲が飛ぶ
遠く祖国を離れ来て
しみじみ知った祖国愛
戦友よ来て見よあの雲を
行けど進めど麦また麦の
波の深さよ夜の寒さ
声を殺して黙々と
影を落して粛々と
兵は徐州へ前線へ
2007/12/12 (Wed)
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涯なき泥濘
作詞 徳土良介
作曲 能代八郎
行けども行けども果てし無く
いつまで続く泥濘ぞ
銃執る我等は怯まねど
声無き愛馬が労しや
昨日も泥濘今日もまた
泥濘膝衝く戦線よ
見渡す限りの荒野路を
幾キロ越ゆれば街なるぞ
泥濘あれども水は無く
切なや煙草の箱ばかり
糧食輸送の友軍機
仰げど雲間にまだ見えず
踏み締め踏み越え辿り来て
木陰に愛馬とまどろめば
浮かぶは故郷の夢ならで
泥濘飽くなき明日の道
前進前進どこまでも
我等は正義の旗翳す
泥濘亜細亜を巡るとも
邪悪の砦はなおも衝く
2007/12/12 (Wed)
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