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昭和13/1938
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作詞 松島慶三
作曲 佐々木俊一


一番
炎熱驟雨 濁流越えて 
渡航戦隊 堂々進む 
破れ残れる 敵空軍の 
運命すでに 尽きし時 
空の至宝と 仰がれし 
南郷少佐 今は亡し

二番
思えば哀し 南京の空 
砲火弾雨の 真只中に 
刃向う敵の い-15号 
忽ち落す 十三機 
敵の心胆 奪いたる 
空の南郷 今は亡し

科白
「七月十八日の勇壮なる南昌空襲の報に 
胸を躍らせた国民は 
君の壮烈なる戦死を知った時 
いかに胸を衝かれたことであったか 
ああ惜しかった 
この一語にすべての国民が異口同音に叫んだ言葉であったのだ 
ああ君は海軍の至宝たると同時にまた国民の至宝であった」

三番
父子三代の 奉公床し 
前途に掛くる 有為の望み 
我が国民(くにたみ)の 輿望を担い 
南昌の空 花と散る 
黎光燦と帝国の 前途を照らす軍人(いくさびと)
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