作詞 杉谷清一
作曲 明本京静
大命受けて菊の節
進軍喇叭嚠喨と
ああ感激のあの歓呼
永久忘れぬ旗の波
鉄兜の装い重くとも
軍靴は軽し粛々と
投錨って知れる揚樹浦
夷の陸は果ても無し
泥濘深き塹壕も
屍体遺棄てるクリークも
夜を日に次いでまっしぐら
我が強者は進撃す
海の荒鷲翔け巡り
狙い違わず爆撃の
甍は天空に舞い上り
黒煙濛々天焦がす
チェッコの銃や迫撃砲
頼みを誇るトーチカと
堅き塁を破りつつ
押し立てにけり日の御旗
進む戦線速ければ
兵站続かず糧食も
其のささやかに気付く時
思わず振り向く溜り水
よろめく身体引き締めて
落ちてはならじと鞭打てば
鞍傷に悩む支那馬は
躓きかけて嘶けり
真赤に映ゆる夕焼けの
一眸千里荒野原
血に染みたるクリークの
水に炊ける飯盒飯
残り尊とし水筒の
雫を友と分ち合い
煙草を一服吸い回し
共に見交はす髭っ面
暫し憩いの草枕
始めて受けし故国便り
裸燈に透かし見て
瞳を笑ます判じ読み
突如敵機の爆音は
火消し命令忽ちに
隊形とりて地に伏せば
闇に火焔の雷光り
十字砲光の雨霰
戦闘の進むに従いて
輝く功勲眼に湛え
斃れる兵馬数多し
臨終の際の万歳は
声も次第に掠れて行く
涙の眦怒らせて
殲滅せんと進む内
無念や弾丸に傷付きぬ
心許りは逸れども
身に負う痛手深ければ
切歯扼腕詮も無し
拙なき武運かこてども
終に内地へ還されて
帝都の白衣着ける身と
変る我こそ不憫なれ
ベッドに臥せる板付きに
我が同胞の真心の
降り注がれて今は早や
一日一日に快し
我は再び銃執りて
第一線に立つ時は
友の恨みに我が仇に
獅子奮迅と戦わん
作曲 明本京静
大命受けて菊の節
進軍喇叭嚠喨と
ああ感激のあの歓呼
永久忘れぬ旗の波
鉄兜の装い重くとも
軍靴は軽し粛々と
投錨って知れる揚樹浦
夷の陸は果ても無し
泥濘深き塹壕も
屍体遺棄てるクリークも
夜を日に次いでまっしぐら
我が強者は進撃す
海の荒鷲翔け巡り
狙い違わず爆撃の
甍は天空に舞い上り
黒煙濛々天焦がす
チェッコの銃や迫撃砲
頼みを誇るトーチカと
堅き塁を破りつつ
押し立てにけり日の御旗
進む戦線速ければ
兵站続かず糧食も
其のささやかに気付く時
思わず振り向く溜り水
よろめく身体引き締めて
落ちてはならじと鞭打てば
鞍傷に悩む支那馬は
躓きかけて嘶けり
真赤に映ゆる夕焼けの
一眸千里荒野原
血に染みたるクリークの
水に炊ける飯盒飯
残り尊とし水筒の
雫を友と分ち合い
煙草を一服吸い回し
共に見交はす髭っ面
暫し憩いの草枕
始めて受けし故国便り
裸燈に透かし見て
瞳を笑ます判じ読み
突如敵機の爆音は
火消し命令忽ちに
隊形とりて地に伏せば
闇に火焔の雷光り
十字砲光の雨霰
戦闘の進むに従いて
輝く功勲眼に湛え
斃れる兵馬数多し
臨終の際の万歳は
声も次第に掠れて行く
涙の眦怒らせて
殲滅せんと進む内
無念や弾丸に傷付きぬ
心許りは逸れども
身に負う痛手深ければ
切歯扼腕詮も無し
拙なき武運かこてども
終に内地へ還されて
帝都の白衣着ける身と
変る我こそ不憫なれ
ベッドに臥せる板付きに
我が同胞の真心の
降り注がれて今は早や
一日一日に快し
我は再び銃執りて
第一線に立つ時は
友の恨みに我が仇に
獅子奮迅と戦わん
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