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昭和13/1938
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作詞 松村又一
作曲 田村しげる

ここはソ満お国境
吹雪千里に日は暮れて
今日もおいらは国の為
歩哨勤務の銃を執る

坊や寝かせてこの夜更け
編むは貴方の毛のジャケット
さぞや寒かろ国境と
一人見上ぐる空の月

零下五十度何であろ
蒙古颪が何であろ
胸に握るは愛国の
大和魂この血潮

女々しい心じゃないけれど
夢は遥かなあの空へ
飛んで私も雪の中
共に歩哨の銃を執る

皇御国のますらおも
夢に見るのは花の春
髭の氷柱を扱きつつ
偲ぶ故郷の山や河

朝に夕べに手を合わせ
どうかご無事でお手柄と
祈る私のこの願い
届け戦地のあの空へ

例え海山隔つとも
尽くす心は皆一つ
国の御為にどこまでも
そうよ そうともどこまでも
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作詞 渋谷白涙
作曲 堀とおる

船が揺れるぞ玄界灘だヨー
今宵名残の月に哭けよ

月は傾く玄界灘だヨー
霞む祖国の懐かしさよ

鴎来て啼け玄界灘だヨー
祖国さらばの一節をよ
作詞 佐藤惣之助
作曲 毛利清美

黄河の氷 今朝解けて
楊柳の青い芽も吹いた
春だ春だぞ内地では
皆元気でやっとるか

貴方が征ってもう六月
垣根の梅も咲きました
皆達者でいる印
一輪千切って送りましょ

皇軍の旗 行く所
北支はどこも朗らかに
女子供や農夫まで
万歳しとるぞ見せたいな

坊やも今年は 満五つ
サーベル提げて 鉄兜
育つ姿も勇ましく
貴方の笑顔に生き写し

静かな夜は戦友と
故郷の話をした後で
いつも自慢でポケットの
坊やの写真を見せとるよ

今宵も街の夕刊で
貴方の軍功読んだ時
いつか涙がほろほろと
妹と二人で嬉し泣き

平和の光ほのぼのと
戦地も故郷も明け染めて
続く我等の勝ち戦
日本帝国万々歳!
作詞 若杉雄三郎
作曲 細田義勝

貴方を見送りしてから後は
丸髷壊して襷を掛けて
慣れる家業に玉の汗
これも皇国の
これも皇国の為じゃもの

お留守は私が引き受けました
何も心配なさらぬように
私ゃ貴方の妻じゃもの
まして銃後の花じゃもの

か弱い腕にも銃後の務め
貴方の代わりに働く私
誰に負けましょ負けはせぬ
ますら武夫の
ますら武夫の妻じゃもの

御国へ捧げた 貴方の生命
どんな報せも覚悟の私
心残りのないように
討って下さい
討って下さい国の仇
作曲 吉本光蔵

千代に八千代に栄え行く
日本よい国花の国
歌いましょうよ君が代を
日の丸翳して讃えましょ

君の御仁慈は限りなく
歓喜満つ満つ野に山に
歌いましょうよ君が代を
日の丸翳して讃えましょ

昇る朝日と諸共に
世界に輝く我が御稜威
歌いましょうよ君が代を
日の丸翳して讃えましょ
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