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昭和13/1938
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作詞 藤田まさと
作曲 服部一郎

まだ見えないか援軍は
草を枕に露を飲み
今日で丸々二十日目だ

思えばあの日の戦闘で
敵を攻め抜き追い散らし
漸く我に返る時

身に武装無き看護兵
雨と降り来る敵弾に
物ともせずに馳せ来たり

傷付く友やこの俺を
介抱なしてにっこりと
暫しの暇だ我慢せよ

援軍直ちにここにあり
我等二人は死を賭して
報告するぞと立ち去った

あれから二十日の日は経てど
情けに厚い二人の
情けの便りはまだ来ない

思いを馳せる時も時
遥かに見ゆる日章旗
ああ援軍と鬨の声

戦況無事に報告し
片時忘れぬ看護兵
様子いかにと尋ぬれば

こわ何事ぞ彼もまた
帰りの道を踏み迷い
江南の野に散ると聞く

征夫の道に燦として
輝く君だ二人の
誉れは高しああゆかし
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