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昭和13/1938
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作詞 作間喬宣
作曲 陸軍戸山学校軍楽隊

弦月冴えて地は凍り
四方鬼気迫る新戦場
中天摩する雁門嶺
仰ぎて送る決死隊

山谷寂と夜は更けて
隊長別辞声凛々
最期の血潮傾けて
奪えあの嶺敵の陣

生還何ぞ期すべきや
ただ銃剣と身も軽く
故郷の香交わす盃に
さらばと勇む死出の道

天下の険も何かある
我が肉弾に大和魂
込めて貫く行軍の
威武を示さん時ぞ今

敵頑強に守れども
剽悍無双決死の士
戦友の屍を乗り越えて
敵塁目掛けて躍り込む

本隊粛と声を呑み
山上望む暁の
空に朝日と輝きて
ああはためけり日章旗

全軍期せず感激の
涙と共に唱えたる
天皇陛下万歳の
声山西を揺るがせり
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