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昭和13/1938
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作詞 有本憲次
作曲 細川武夫

母の背中に小さい手で 
振ったあの日の日の丸の 
遠い仄かな思い出が 
胸に燃えたつ愛国の 
血潮の中にまだ残る

梅に桜にまた菊に 
いつも掲げた日の丸を 
光仰いだ故郷の家 
忠と孝とをその門で 
誓って伸びた健男児 

一人の姉が嫁ぐ宵 
買ったばかりの日の丸を 
運ぶ箪笥の抽斗へ 
母が納めた感激を 
今も思えば眼が潤む

去年の秋よつわものに 
召し出されて日の丸を 
敵の城頭高々と 
一番乗りに打ち立てた 
手柄はためく勝ち戦

永久に栄える日本の 
国の印の日の丸が 
光注げば果ても無い 
地球の上に朝が来る 
平和輝く朝が来る
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