忍者ブログ
昭和13/1938
* admin *
[11]  [12]  [13]  [14]  [15]  [16]  [17]  [18]  [19]  [20]  [21
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

作詞 堀内敬三
作曲 陸軍軍楽隊

滬北の広野密雲暗く
木魂に荒ぶ銃の音
壕に籠もりて待つ将士に
命令下る日暮れ時
「我が連隊の名誉に懸けて
ウースンクリーク打ち渡れ」

濁水深く漲る岸ぞ
死守する敵が防御線
銃座無数壕は蜘蛛手
幾重と置きしトーチカに
不落の陣を誇らば誇れ
加納部隊は爆破せん

偽装の渡河に血迷う敵を
牽制しつつ夜を籠めて
準備成れば今ぞ時は
十月六日朝まだき
煙幕張りつつ工兵隊が
弾雨を冒す鉄の船

姿も著き白鉢巻は
肉弾渡河の決死隊
乱射衝きて先駆けすれば
続きて左右二箇所より
対岸指して加納部隊は
潮の如く渡り行く

降りいく雨と十字の砲火
凌ぎて岸に押し登る
左翼部隊被弾しげく
壮烈斃る卯野少佐
怯まず衝きて我が両翼は
敵地に獲たり両據点

雨降り飛沫く泥土の壕を
集弾浴びて保持すれど
銃は泥に用をなさず
意気と剣に頼りつつ
眠らず食わず逆襲挫き
敢然支う満二日

増援部隊到れる毎に
士気いや奮うつわものが
漸次砕く堅固の陣
曹宅近く攻め寄せれば
豪雨を衝きて八日の朝開
渡河せり加納部隊長

御旗の前に別盃酌みて
敵が固守する小宅へ
主力率い刀を翳し
突き入る加納部隊長
身に傷負えど川崎少佐
兵の背により奮戦す

猛雨と弾丸泥沼冒し
乱戦死戦怯み無く
壕を奪い塁を抜けば
小宅遂に我に帰す
好機は今と敵前近く
本部を進む部隊長

天幕は雨を凌ぎもあえず
膝をも没す泥の中
笑顔絶たず部下の労を
労う加納部隊長
漸く着きし僅かの炭も
兵に分かちて欣びぬ

残れる孤塁曹宅目掛け
十一日の暁に
突如起こす我が強襲
吉川少佐先鋒に
敵陣深く斬死なせど
血戦いかで怯むべき

敵が猛射は刻々繁く
迫撃砲の弾丸五発
裂けて砕く我が本部に
壮烈加納部隊長
輝く勝利導きつつも
護国の花と散り果てぬ

献身敵の強剛破り
戦局有利に開くまで
艱苦忍び智勇尽くし
忠誠立てし勲しぞ
永遠朽ちず青史を照らせ
壮烈加納部隊長
PR
作詞 堀内敬三
作曲 陸軍軍楽隊

三軍迫る敵の首都
城壁今や指呼に入りて
御旗は高し紫金山
守備は空し中山陵

攻撃暫し止めつつ
諭すはゆかし武士の情け
仁愛籠もる勧降状
彼は受けても答えもせず

いざこれ迄と全機に
命令一下準備は良し
巨弾轟と鳴り猛り
飛翼群れて空覆う

城壁囲む鉄の輪ぞ
総軍挙る包囲の陣
爆撃射撃轟々と
城内ただ炎の海

窮鼠の敵は頑強に
城門固め乱射すれど
見よ光華門一角の
塁を崩し衝き入る兵

脇坂部隊先頭に
城壁高く御旗掲げ
続きて諸隊劣らじと
各門より雪崩入りつ

空空軍の協力に
河岸の退路遮断しつつ
掃討行けば城内の
残兵皆滅び失せぬ

聖戦四月功遂げて
ああ十二月十三日
首都南京に日の御旗
今ぞ仰ぐ御稜威の影
作詞 南條歌美
作曲 鈴木哲夫

紺碧和む南晶の
雲間を破る爆音に
空中戦は開かれぬ
ああ指揮官ぞ南郷大尉

目指すは敵の根拠地ぞ
蛟龍玉を追う如く
八機を砕き撃墜す
空の至宝ぞ南郷大尉

激戦続く一刹那
炎を吐きて落ちて行く
敵機に触れて壮烈な
戦死を遂げたり南郷大尉

仰げよ空の軍神
青史を飾るこの誉れ
肉弾散れど英霊は
永久に薫らん桜花
作詞 竹村幸男
作曲 鈴木哲夫

熱血燃ゆる荒鷲の
両翼に染めし日の丸は
君が赤心か軍国の
乙女が寄せるこの手紙

純情香る撫子の
花一輪に書き添えて
乙女心の届きしは
南郷大尉戦死の日

命もいらぬ名もいらぬ
武人の君があればこそ
永遠に揺るがぬ我が祖国
凱歌も高し勝ち戦

ああ南晶の花と散り
名誉は薫る南郷機
今ぞ乙女の純情を
英霊も読みて微笑まん
作詞 野村俊夫
作曲 細田義勝

晴れりゃ焼土雨降りゃ泥沼
軍馬も喘ぐよ野はただ広い
さぞや辛かろ千里の彼方
燃えて真っ赤な夕陽が落ちる

せめて一時子木陰を宿に
水もやりたい介抱したい
靡く鬣優しく撫でりゃ
流す汗さえ湯水の熱さ

繁る高梁風さえ落ちて
丘の彼方にゃ片割れ月よ
手綱引き締め遥々行けば
遠い故郷が瞼に浮かぶ

さぞや今頃故郷じゃ父母が
待っているだろ戦線便り
軍馬よ明日はお前と俺で
きっと手柄を立てよじゃないか
BACK HOME NEXT
ブログ内検索
カテゴリー
忍者ブログ // [PR]

template ゆきぱんだ  //  Copyright: 日中戦争2 All Rights Reserved