日中戦争2
昭和13/1938
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2024/11/23 (Sat)
軍国横町
作詞 東辰三
作曲 東辰三
どこもしがない暮らしの世帯
あだな長屋の横町だけれど
向こう三軒御国の為に
揃って誉れの勇士を出した
これを名付けて軍国横町
予ねて戦死は覚悟の倅
ならばこうしてさっぱり垢を
落とした肌着で
死なせてやりたい
話す健気な母親さんに
皆ホロリと井戸端会議
蔦の三公の便りを読めば
敵の陣地へ一番乗りを
したときゃ日の丸纏のように
立てて木遣で鍛えた声の
万歳何度も唱えて候
悪いと知ったらあっさり詫びて
後はカラリの男と男
泣いて笑って加勢に縋る
隣の国の蒋さんとやらに
見せてあげたい長屋の喧嘩
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2007/12/12 (Wed)
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ひげの兵隊さん
作詞 和気徹
作曲 古賀政男
御覧兵隊さんはお髭が自慢
戦地なりゃこそ伸び次第
伸びる筈だよ南支と北支に
立てた日の丸自慢じゃないか
貴様ちょび髭俺等は泥鰌
あいつぁ天神髭戦勝髭
交わす髭面塹壕の中じゃ
手柄話につい陽もとろむ
今日も届いた便りを見れば
付けたその名が髭部隊
写真囲めば坊やが叫ぶ
家の父ちゃん髭武者大将
天下御免の髭面撫でて
勇む銃剣徹兜
髭の兵隊さん手柄を立てて
見せておくれよ凱旋髭を
2007/12/12 (Wed)
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紙上対面
出ました今朝の新聞に
愛し貴方の晴れ姿
思い掛けない対面に
私ゃ泣けます嬉し泣き
昨晩貴方が夢に出て
妻よ喜べ今日もまた
やって来たぞと微笑んだ
夢は正夢この知らせ
偉いなアタイの父ちゃんは
敵軍見事に攻め抜けて
日の丸高く降りながら
お髭の大将と並んでる
お髭も伸びてはおりますが
貴方の笑顔の朗らかさ
坊やも父ちゃん万歳と
両手を叩いて嬉しがる
アタイも大人になったなら
父ちゃんに負けない軍人に
なってみせると鉄兜
坊やは元気で遊ぶのね
今日も皆で前線の
噂話に花が咲く
お体大事に明日もまた
天晴れ手柄を頼みます
2007/12/12 (Wed)
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月の塹壕
作詞 南條歌美
作曲 鈴木哲夫
月の塹壕に歩哨に立てば
離れて遠き故郷を
偲べと言いて啼いてゆく
遠い夜空の渡り鳥
どこで果てよと御国の為よ
未練じゃないがあの声に
門出の朝の母の顔
思い出されてついほろり
昨日届いた便りに秘めた
桜の花の押し花は
武人の最期斯くあれと
諭し給える御心か
明日の激戦総攻撃にゃ
誉れの花と散る覚悟
故郷遠く告げてくれ
月の夜更けの渡り鳥
2007/12/12 (Wed)
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降魔の利剣
作詞 土井晩翠
作曲 深海善次
魔の手背後に働きて
侮日抗日高まれば
遂に干戈をここに見る
ああ無残なり盧溝橋
東亜百年大計の
為に止むなく起ち上る
我が師一度怒る時
金城鉄壁跡も無し
ああ可憐なる隣邦の
犠牲よ我に涙あり
いつか両国相睦み
同文再び結ぶ時
降魔の利剣振り翳し
亜細亜連邦十億の
先駆となりて諸共に
世界を嗤う者討たん
2007/12/12 (Wed)
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