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昭和13/1938
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作詞 芳賀秀次郎
作曲 東京音楽学校

雲湧けり雲湧けり 
緑島山
潮満つる潮満つる 
東の海に
この国ぞ
高光る天皇神ながら治しめす 
皇御国
ああ我等今ぞ讃えん声もとどろに
類なき古き国柄若き力を

風迅し風迅し 
海を巡りて
浪さやげ浪さやげ 
敢えて許さじ
この国ぞ 
醜払う皇軍義に拠りて剣執る
皇御国
ああ我等今ぞい行かん返り見はせじ
日の御旗ひらめくところ玉と砕けん

気は澄めり気は澄めり 
うまし山川
眉上がる眉上がる 
雲のはたてに
この国ぞ
一億の皇御民挙り立ち奮い立つ皇御国
ああ我等今ぞ進まん明き心に
新しき御国の歴史拓けつつあり
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作詞 二科春子
作曲 古関祐而

抱いた坊やの小さい手に
手を持ち添えて出征の
貴方に振った紙の旗
その旗蔭で日本の
妻の覚悟は出来ました

今日は母校の講堂で
戦地へ送る日の丸の
真心込める慰問品
その針々を日本の
妻の誠で縫いました

雲雀の声は空高く
我が家の畑は金色に
見事実った麦の秋
その穂を撫でて日本の
妻の力を知りました

進めば屠る敵の陣
御稜威に勇む皇軍の
銃後を守る私達
その栄光に日本の
婦人は強く立ちました
作詞 福田正夫
作曲 佐藤長助

真白き富士の気高さを
心の強い楯として
御国に尽くす女等は
輝く御代の山桜
地に咲き匂う国の花

勇士の後を雄々しくも
家をば子をば守り行く
優しい母やまた妻は
真心燃える紅桜
嬉しく匂う国の花

御稜威の印菊の花 
豊かに香る日の本の 
女と言えど生命懸け 
挙りて咲いて美しく 
光りて匂う国の花
作詞 星野尚夫
作曲 橋本国彦

国を思えば血が躍る
胸の印も日の丸の
我等は日本小国民 
我等は日本小国民
駆けよ駆け駆け
走れよ走れ
愛国競争それ駆けよ

御代の光に生い立ちて
清い使命を受け継いだ
我等は日本小国民 
我等は日本小国民
駆けよ駆け駆け
ぐんと抜け抜け
愛国競争それ駆けよ

世界平和の決勝点
見えた頑張れもうすぐだ
我等は日本小国民 
我等は日本小国民
駆けよ駆け駆け
真っ先駆けて
愛国競争それ駆けよ

汗と血潮の我が記録
守れ祖先の勲しを
我等は日本小国民 
我等は日本小国民
勝って勝て勝て
東の空に
揚げよ日の丸それ揚げよ
作詞 佐藤惣之助
作曲 阿部武雄

男なりゃこそ銃執りて
月に露営の草枕
捨てる命を惜しまねど
明日の手柄が気に掛かる

露の野菊の花一つ
戦闘帽子に摘み取りて
遠い故郷を夢に見りゃ
またもこさ吹く風の音

遥か長湖を見渡せば
雲に響くぞ雁の声
進み進んで幾百里
早いものだよ秋が来た

暗いランプのその下で
葉書書くのも今宵きり
明日はやるぞとお互いに
肩を叩いて武者震い
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