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昭和13/1938
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作詞 清水みのる
作曲 山田栄一

闘い進む大陸に 
真赤な夕陽を背に浴びて 
斃れし馬の手綱とり 
涙に咽ぶ丈夫が

思えば今日の激戦に 
よくもあんなに働いた 
お前の手柄に隊長も 
心で泣いて褒めていた

夕陽も落ちて黄昏れて 
砲声遠く轟けば 
勇士の胸に沁みる月
今ほのぼのと照り染める 
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作詞 佐藤 惣之助
作曲 古賀 政男

戦闘済んで戦場の
草踏みしだき帰る道
ああ足元に見つけたる
友が血染の戦闘帽

思わずはっと拾いあげ
両手にしっかり抱き締めて
貴様一人を死なせぬぞ
明日には必ず俺もやる

流れる涙血と燃えて
指で数える弾丸の痕
一二三つ四つ六つ七つ
御覧下さい部隊長

万一国に帰る時
君の妹や母さんに
今日の激戦話したら
嬉し涙で誉めるだろ

ああ戦友よ眠れかし
ここに屍は埋むとも
日本男児の誠心は
これぞ血染めの戦闘帽
作詞 上海派遣軍
作曲 辻順治

昭和十二の夏半ば
暴戻支那を懲さんと
暁暗き長江に
迫る上海派遣軍

呉淞沖に轟々と
正義の火蓋切らるれば
敵前上陸忽ちに
羅店に響く鬨の声

鉄条網にトーチカに
敵が頼みの陣地態
篠衝く雨や血の嵐
十字火浴びて進撃す

屍はクリーク埋めども
勇猛果敢の強兵は
大場の堅突破して
血潮を洗う蘇州河

青空高く上海の
囲みを解きしその朝
軍を旋して西を指し
水陸追うや呉福陣

江陰無錫陥れば
鎮めの宮を戴きて
聖旗は競い進み行く
太湖湖畔に秋深し

我が肉弾の雄叫びは
紫金の峰を揺がせて
鉄血奪う光華門
見よ感激の日章旗

長駆追撃一百里
青史を永く飾るべき
首都南京の入城に
倒れし戦友も微笑まん

御稜威は伸びて江北に
揚州鳳陽霜を踏み
精鋭巌と行くところ
皇道頌う民の群

聖戦ここに燦然と
東洋平和の礎を
築き上げたるこの勲
輝く上海派遣軍
作詞 西條八十
作曲 古関祐而

正義に勇む皇軍の
赴くところ敵は無し
鉄壁誇る敵城も
御稜威に消ゆる朝の霜

奮戦努力幾日ぞ
悲憤に逝きし戦友の
恨みも晴れて城門は
歓声高く今開く

いかなるものも打ち砕く
神州男児の意気を見よ
日本晴の朝風に
勝利の勇士血は躍る

堂々響く進軍譜
燦爛仰ぐ日章旗
皇軍入城万々歳
皇軍万歳万々歳
作詞 久保田宵二
作曲 古関裕而

生きて帰らぬ
覚悟を決めた
雄々し門出の
我が夫に
嬉し涙が嬉し涙がまたほろり

北支乱れて
戦雲飛ぶや
待つも久しき
今日の日ぞ
行けよ香れよ行けよ香れよ桜花

心安かれ
我が家の事は
訓守りて
身に締めて
凛々し銃後の凛々し銃後の襷掛け
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