日中戦争2
昭和13/1938
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2024/11/23 (Sat)
上海航路
作詞 西條八十
作曲 竹岡信幸
これから船出だ愉快な航海だ
夢に見たあの上海へ
南支那海度胸で渡る
泣くなチャルメラ夜霧の中で
鳴いて飛ぶのは阿呆鳥
紅い灯りが揺らめく招く
上海憧れの上海
行く手は大陸薔薇色の夜明けだ
若い命の白帆が上る
柳青々揚子江に
太馬路四馬路は夜咲く花だ
可愛い眼も待つ酒も待つ
紅い灯りが揺らめく招く
上海憧れの上海
俺達ゃマドロス荒波稼ぎだ
月の支那海小唄で越える
海の飛び魚渡り鳥
吼えろ荒波心も躍る
夢の港はもう近い
紅い灯りが揺らめく招く
上海憧れの上海
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2007/12/12 (Wed)
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広東だより
作詞 佐藤惣之助
作曲 三界稔
落ちたぞ落ちたぞ落としたぞ
ここが目指した広東だ
バイヤス湾からまだ十日
早いと言えど血と砂に
この軍服が裂けとるよ
僕等もやったが海軍の
荒鷲諸君よ有難う
空から敵を叩き付け
僕等を案内してくれた
大胆不敵にゃ驚くよ
畑のバナナを齧りつつ
残敵掃討済ませたら
市民がにこにこ持って来る
広東名物蛇料理
こいつは僕等も苦手です
鉄路も波止場も占領し
日の丸立てて睨んどる
抗日支那の断末魔
蒋介石よどこへ行く
南支は明るい天気です
2007/12/12 (Wed)
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広東攻略の歌
作詞 紫野為亥知
作曲 長津義司
ああ神速と言うならん
古今の戦史に比類無き
陸海空の協力と
奇覆挺進猛追の
好戦例は現れぬ
武漢攻略余日無く
蒋政権の断末魔
命その夕に迫る時
今根拠地を覆滅し
その補給路を遮断しぬ
バイヤス湾の上陸に
敵の度肝を抜きてより
なお十日もを出でざるに
十月二十一日は
我広東に攻め入りぬ
されど国民思えかし
炎熱飢餓に耐えながら
足らざる弾丸を体もて
夜を日に次げる戦闘に
戦い抜きしつわものを
2007/12/12 (Wed)
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戦線夜情
作詞 南條歌美
作曲 能大八郎
国境線に陽は落ちて
空にまたたく七つ星
今日も戦に疲れたる
身をば露営の仮枕
まどろむ夢は遥々と
寒い国境の空越えて
可愛い坊やの枕辺に
想い一筋飛んで行く
坊やの笑顔しみじみと
夢で眺むる暇も無く
更けて静けき陣営の
闇に轟く銃の音
夢路は破れて応戦の
今ぞ火蓋は切られたり
御陵威輝く軍旗の下
花と散るこそ本望ぞ
2007/12/12 (Wed)
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男一匹
作詞 若杉雄三郎
作曲 山田栄一
永い浮世に短い命
男一匹国の為
散ればおいらの本望じゃないか
募る吹雪も懐かしや
泣いてくれるな国境吹雪
男行く道ただ一つ
明日はいずこで果てよとままよ
何で未練があるものか
卑怯未練は男の恥よ
何で惜しかろこの命
打てば響くと言われた体
咲くも花なら散るも花
口にゃ言わねど覚悟は固い
遠い故郷の母様よ
またの浮世で逢うその時は
娑婆の苦労が笑い種
2007/12/12 (Wed)
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